夜勤明け、更衣室でひとり泣いたことはありますか。
「今日も出勤したくない」と思いながら、重い足で病院に向かっていませんか。
もしそうなら、あなたはけっして特別ではありません。
看護師1年目は、誰にとっても本当に過酷な時間です。
厚生労働省の調査によると、新規採用看護職員の1年以内の離職率は約10.4%(令和3年度)。
毎年、全国で多くの1年目看護師が「辞めたい」という気持ちと向き合っています。
- 看護師1年目が辞めたいと思う主な理由と、その気持ちへの向き合い方
- 「今すぐ辞めていい」時期と「もう少しだけ待つべき」時期の具体的な見極め方
- 1年目でも転職できる現実と、次の一手の踏み出し方
辞めたいと思うこと、それは甘えでも逃げでもありません。
まずはあなたの気持ちを整理しながら読み進めてください。
看護師1年目が辞めたいと思う理由ランキング
「なぜこんなにつらいんだろう」と自分を責めていませんか? 実は、1年目の看護師が辞めたいと思う理由には、共通したパターンがあります。
あなたの気持ちに当てはまるものを探してみてください。
第1位:職場の人間関係(先輩・師長とのギャップ)
申し送りの場で先輩に怒鳴られた、師長の言葉がきつくてトイレで泣いた、そんな経験を持つ1年目看護師は非常に多いです。
看護現場はもともと緊張感が高く、言葉がきつくなりやすい環境です。
でも、あなたが傷つくのは当然のことですし、それはあなたのせいではありません。
- 怒鳴る・無視するが日常的に起きている
- 特定の人から執拗に標的にされている
- 師長に相談しても「あなたが悪い」と言われる
第2位:業務量の多さと慢性的な残業
定時に終わった日が1日もない、サービス残業が当たり前、休憩も取れない??新人であっても業務量の負担は変わりません。
「こんなに疲れているのに、まだ勉強もしなきゃいけない」というプレッシャーが重なり、体も心も限界に近づいていきます。
第3位:夜勤のきつさ
初めての夜勤は、生活リズムを根底から崩します。
眠れない日が続き、休日も疲れが取れないまま次の夜勤へという悪循環に陥る人も少なくありません。
- 休日に何もできないほど疲れが残る
- 夜勤前夜から気分が重くなる
- 食欲がなくなってきた、または過食になった
第4位:「自分だけがダメ」という孤立感
同期はうまくやっているのに自分だけ怒られる、覚えるのが遅い??そう感じて孤立していませんか。
実際には、多くの1年目看護師が同じように感じています。
でも職場では誰もそれを口に出せないため、「自分だけ」という錯覚が生まれやすいのです。
第5位:「自分は看護師に向いていないかも」という自己否定
「向いていないかも」と感じるのは、むしろ真剣に仕事と向き合っている証拠です。
無気力な人は、そもそもそんな問いを立てません。
1年目で「向いているかどうか」を判断するのは時期尚早です。多くの看護師が2~3年かけてようやくペースをつかんでいます。
看護師1年目が辞めたいと思う理由は、人間関係・業務量・夜勤・孤立感・自己否定の5つが代表的です。
あなたの「辞めたい」は、決して珍しいことではありません。
辞めていい時期・踏みとどまるべき時期の見極め方
看護師1年目で「辞めたい」と思う時期には、実は波があります。
入職直後の4~5月、夏の疲れが出る8~9月、半年を超えた10~11月この時期は特に退職者が増える傾向があります(いわゆる「5月病」「10月病」)。
大切なのは、「一時的な辛さ」なのか「本当に環境を変えるべきサイン」なのかを見極めることです。
辞めていいサイン:あなたの心と体を優先してください
眠れない、食欲がない、動悸や吐き気が続く、涙が止まらない??これらは体が「もう限界」と伝えているサインです。
医療従事者として、自分の健康を最優先にすることは正しい判断です。
怒鳴る・無視する・過度な叱責が日常的に起きているなら、それは個人の努力で改善できる問題ではありません。環境を変えることが最善策です。
看護師という仕事自体は好きなのに、今の職場だけがつらい??そう感じているなら、転職によって状況が大きく改善する可能性が高いです。
もう少し待つべきパターン:一時的な辛さとの見分け方
一方で、以下のような状態であれば、もう少しだけ様子を見ることも選択肢のひとつです。
- 「辞めたい」という気持ちが特定の出来事(怒られた直後など)に紐づいており、数日経つと気持ちが落ち着く
- 信頼できる先輩や同期がいて、話を聞いてもらえる環境がある
- 業務への不安が主な理由で、3~6ヶ月前より少しずつ慣れてきている実感がある
特に5月・10月前後は退職者が増える時期です。
ただし、体への影響やハラスメントがある場合は、時期を問わず環境を変えることを検討してください。
1年目で辞めると不利になる?よくある不安への回答
「1年目で辞めたら、将来が心配…」という不安は、多くの人が持っています。
でも、その不安の多くは、実態よりも大きく膨らんでいることがほとんどです。
ひとつずつ確認していきましょう。
「経歴に傷がつく」は本当?
看護師には、国家資格という強力な武器があります。
一般職と違い、「1年目で辞めた」という事実よりも「看護師免許を持っている」という事実の方が、転職市場では圧倒的に重視されます。
実際、クリニック・訪問看護・健診センターなど、多くの職場が「1年以上の臨床経験があれば応募可」としており、1年目での転職は珍しくありません。
経歴よりも、面接での誠実な説明の方が採用を左右します。
奨学金・病院の貸付金はどうなる?
病院独自の奨学金制度を利用していた場合、一定年数の勤続が条件になっていることがあります。
退職すると返還が必要になるケースもあるため、まず契約内容を確認しましょう。
- まず病院の就業規則・奨学金契約書を確認する
- 多くの場合は月々の分割返済が可能で対応できる金額
- 不安な場合は病院の総務担当または転職エージェントに相談する
- 「奨学金があるから絶対に辞められない」と思い込む必要はない
1年目看護師を受け入れる職場は実際にあるの?
結論から言うと、あります。
以下のような職場は、1年目看護師でも応募しやすい環境です。
残業が少なく、夜勤なしの職場が多い。
土日休みの医院も選べる。
1対1で患者さんと向き合えるためやりがいを感じやすい。
オンコールの有無は事前確認を。
土日休み・残業少なめで、ライフスタイルを整えながら働きやすい。
急変対応が少なく、心理的負担が比較的軽い。
日勤のみで働ける職場も多い。
看護師免許がある限り、転職市場での需要は十分にあります。
1年目でも受け入れ先は存在し、経歴よりも面接での誠実な説明が採用を左右します。
辞めると決めたら:1年目看護師の次の一手
「辞める」と決意したあなたへ。
まず、いきなり退職届を出すのではなく、段階を踏んで動くことをおすすめします。
まず「休職」という選択肢を検討する
体や心に限界が来ている場合は、退職前に「休職」を検討してください。
診断書があれば、傷病休暇として1~3ヶ月休める制度が整っている病院がほとんどです。
- ゆっくり休んで心身を回復させる
- 「やっぱり続けたい」か「転職したい」かを冷静に判断する
- 転職エージェントに相談して次の選択肢を整理しておく
退職を切り出すタイミングと伝え方
退職の意思は、就業規則に従い「退職希望日の1~2ヶ月前」に師長へ伝えるのが基本です。
引き継ぎやスタッフ補充の都合があるため、早めの申し出が望ましいです。
「一身上の都合で、○月末をもって退職させていただきたいと考えております。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
」
感情的にならず、シンプルに伝えることがポイントです。
引き止められても、意志が固ければ「気持ちは変わりません」と穏やかに繰り返しましょう。
転職エージェントを活用する理由
次の職場を探す際は、「急性期病院以外」にも目を向けてみてください。
自分ひとりで求人を探すより、看護師専門の転職エージェントを使う方が、非公開求人へのアクセスや面接対策・給与交渉まで無料でサポートしてもらえます。
職場環境・人間関係・残業実態など、転職後に「こんなはずじゃなかった」を防げます。
履歴書・職務経歴書の書き方から面接の練習まで、1年目でも安心して対応できます。
在職中でも負担なく転職活動を進められます。
相談・登録・利用はすべて無料です。
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- 看護師1年目で辞めたいと感じることは珍しくなく、人間関係・業務量・夜勤などが主な理由。あなたの気持ちは正当です
- 体への症状やハラスメントがある場合は「辞めていいサイン」。一時的な落ち込みとの区別が大切です
- 1年目でも看護師の転職市場での需要は十分にあり、クリニック・訪問看護・健診センターなど多くの受け入れ先が存在します
- 辞める前にまず「休職」を検討し、退職は1~2ヶ月前に伝えるのが基本
- 転職エージェントを使えば非公開求人・面接対策・条件交渉まで無料でサポートしてもらえる
辞めたいという気持ちは、あなたの弱さではありません。
それは「今の環境と自分が合っていない」というサインであり、次のステージへの転換点でもあります。
まずは誰かに相談することから始めてみてください。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
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